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ランニングのとき、あなたは帽子を被るだろうか。帽子をかぶるランナーの割合はどれぐらいだろう。僕の印象では、日頃のトレーニングでは半分ぐらいではないか。マラソン大会となれば、さらに多いだろう。もはや必需品ともいえる帽子だが、僕は苦手だった。

ジョギングを始めた頃は、帽子なんて被りたくなかった。頭が窮屈だし、ずれてくるのを直す手間もある。そもそも帽子をかぶる習慣がなかったので、慣れるのに時間がかかった。直射日光を防いで目にもやさしいので、仕方なく着用した。夕方や曇天なら必要ないので、着用せずに走っていた。

しかしある日、流れ落ちてくる汗を不快に思いながら、これは帽子がないからだと気付いた。帽子をかぶってみると、やはり汗は流れ落ちないようだ。僕は帽子を誤解していた。帽子は日差しよけのためだけではない。帽子は頭から顔へ汗が流れ落ちてくるのを防いでくれる。

つまり、帽子は快適に走るために必要なのである。

他にも不快なことはあるだろう。あわないシューズ、脚を動かしにくいランパン、腕ふりで袖が気になるシャツ。汗が手首や腕にまとわりついて、くすぐったい。走り続けていると、いろいろな不快なことが見えてくる。フルマラソンのような長丁場を、少しでも快適に走れるように工夫していきたい。

陸上部っぽい人は帽子を被らないのは、なぜだろうか。彼らは、信じられない速さで走っているので、頭や顔の汗なんて風圧で後ろへ飛んでいくのだろうか。帽子そのものが飛んでいくので着用できないのだろうか。参考までに2000年シドニーオリンピックの女子マラソンを確認すると、50名ほどのランナーの中に、2名の帽子ランナーがいた。