Emacsのカーソル位置を強調するBeacon
Emacsのbeaconは、現在のカーソル位置を光らせるパッケージです。
シンプルな機能ですが、フレームやウィンドウを移動することが多い場合、意外と快適なので気にいって使っています。
beaconとは
このパッケージを有効にしておくと、Emacsのウィンドウやフレームを切り替えた時、どこにカーソルがあるかがわかるようにー瞬光ったようなアニメーションが追加されます。
また beacon-color
をカスタマイズすることで色を変更することもできます。例えば#3399FFにするとこんな感じです。
たったこれだけです。
インストール
インストールは、 M-x package-install
で beacon
をインストールするだけです(要MELPAの設定)。
使い方
beaconを有効にするには、 M-x beacon-mode
を実行してください。 気にいったら、 M-x customize-option
で変更して保存しておくといいでしょう。
また、 M-x beacon-blink
を実行すると任意のタイミングでカーソルを光らせることもできます。
カスタマイズ
M-x customize-group
で beacon
を実行すると細かい挙動をカスタマイズできます。ここでは一部を紹介します。
beacon-blink-duration
光るアニメーションの速度を調整します。
beacon-color
光る色を設定します。
beacon-size
光る幅を調整します。カーソルから右に伸びるバーの長さです。
beacon-blink-when-focused
初期設定では、Emacsのウインドウやフレームが切り替わったときには光りますが、別のソフトからEmacsへ戻ってきたときは光りません。必要であれば、この変数をONにおくといいでしょう。