Emacsのbeaconは、現在のカーソル位置を光らせるパッケージです。

シンプルな機能ですが、フレームやウィンドウを移動することが多い場合、意外と快適なので気にいって使っています。

beaconとは

このパッケージを有効にしておくと、Emacsのウィンドウやフレームを切り替えた時、どこにカーソルがあるかがわかるようにー瞬光ったようなアニメーションが追加されます。

/assets/2015/emacs-beacon-mode/beacon-default.png

また beacon-color をカスタマイズすることで色を変更することもできます。例えば#3399FFにするとこんな感じです。 /assets/2015/emacs-beacon-mode/beacon-blue.png

たったこれだけです。

インストール

インストールは、 M-x package-installbeacon をインストールするだけです(要MELPAの設定)。

使い方

beaconを有効にするには、 M-x beacon-mode を実行してください。 気にいったら、 M-x customize-option で変更して保存しておくといいでしょう。

また、 M-x beacon-blink を実行すると任意のタイミングでカーソルを光らせることもできます。

カスタマイズ

M-x customize-groupbeacon を実行すると細かい挙動をカスタマイズできます。ここでは一部を紹介します。

beacon-blink-duration

光るアニメーションの速度を調整します。

beacon-color

光る色を設定します。

beacon-size

光る幅を調整します。カーソルから右に伸びるバーの長さです。

beacon-blink-when-focused

初期設定では、Emacsのウインドウやフレームが切り替わったときには光りますが、別のソフトからEmacsへ戻ってきたときは光りません。必要であれば、この変数をONにおくといいでしょう。