Emacs 512

先日、自分が所有するドメインの登録情報を記録しておこうと、WhoisをEmacsで実行してメモしました。別にWhoisの機能がEmacsにあるわけじゃなくて、標準の機能を使っただけなのですが、意外とこういう使いかたをご存知でない人もおられるような気がしたので記事にしておきます。

僕の場合、Emacsでメモを取るのは、org-modeのorg-captureという機能を使っています。

で、先日、whois情報をメモしたときは、こんな感じの手順を何げに実行しました。

  1. ショートカット C-c c m を押して、org-captureのバッファを開く
  2. C-u M-! を押下
  3. プロンプトが開くので、 whois example.com を入力
  4. C-c C-c を押して保存 & 終了

以上です。

肝心なのは、2番目の C-u M-! です。

C-u 引数でshell-command関数を実行することで、 現在のバッファのカーソル位置にwhoisの結果を貼り付けているだけですね。

シェルとの入出力機能(パイプ)を利用して、org-mode + shell-command + whois を連携させています。

Emacsユーザーなら、この手の操作は、日常的に実行されているとは思っているのですが 意外と知らないひともいるかもしれない??と、ふと思って記事にしてみました。

この連携がEmacs的な美しさであり、心地良さでないかと思っています。 (これはたぶんviにも言えます)

ちなみgitも、簡単な操作なら、magitを使わずに M-! git で済ませてしまうことが多いです。 magitのショートカットをすぐに忘れてしまうというのもありますが。