富士フィルム X-E2: ユーザーインターフェイスの一貫性
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X-E2はとても気に入って愛用しているのですが、細かい部分で気になる点があります。今回はユーザーインターフェイスで一貫性がない部分について細かいことなんですが、書いておきたいと思います。
ファームウェアVer2.00から顔キレイナビをファンクションボタンに割り当てることができるようになったので、当初、便利になって喜んではいたのですが、これをきっかけにユーザーインターフェイスが一致していないことが気になり始めました。
気になるポイントは、単純に機能を有効にするか無効にするか、だけでも3パターンのやりかたがあるのです。
その1 アイコン点灯方式 (ボタンを一回押すだけ)
これはボタンを押す毎に、即座にONとOFFが交互に切り替わって画面の端にアイコンマークが点いたり消えたりするるパターンです。「RAW」「多重露出」「動画」などがこの挙動です。
例えば、ファンクションボタンに「動画」を割り当てた場合、ボタンを押す毎に動画モードになったり静止画モードに切り替わります。押すたびに即時反映されるので、シンプルで使いやすいです。
その2 メニュー選択方式 (ボタンをいろいろ押す)
一方、「顔キレイナビ」をファンクションボタンに割り当てた場合、ボタンを押すと次の設定画面が表示されます。 この時、もう一度ボタンを押すと、設定画面が消えるだけです。設定を変更したい場合はわざわざカーソルキーやコマンドダイヤルで選択してから、もう一度ファンクションボタン、OKボタン、コマンドダイヤルのどれかを押して確定させます。たかがON/OFFの切り替えなのにすごく使い辛い。
不用意に変更されないことを優先するのか、操作性を優先するのか。使用頻度によってあえてこのような仕様にしてあるとも考えられますが、それよりもまず操作が統一されていないことがまず気になります。
私の好みでは「顔キレイナビ」の挙動も「動画」や「RAW」と同じのほうが使いやすい。ついでに「セルフタイマー」だって、押すたびに2秒→10秒→OFFが切り替ったほうがいいような。ま、これはQメニューで操作するからいいのだけど。
その3 横メニュー選択方式 (ボタンをいろいろ押す)
さらに次のような見た目のバリエーションもあります。 マクロの切り替えなんですが、こっちはデザインがちょっと凝ってますね。MACROボタンを押す度にON/OFFが順繰りに変ります。選択の向きが横方向な点も、他と違います。
おまけ ボタン長押し
これも似たような挙動なので書いておきます。
コマンドダイヤル長押しで、マニュアルフォーカス用のMFアシスト切り替えができます。 コマンドダイアルを長押しをすると、MFアシストの設定が切り替わり、上のようにメッセージが一秒ほど表示されます。長押しするたびに、スタンダード → デジタルスプリットイメージ → フォーカスピーキングへと順繰りに変ります。これ地味なんですが、この操作はかなり快適です。即時反映でわかりやすい。この流れで、Fn2ボタン長押しで顔キレイナビがONとかできたらいいのに。。。
最後に
以上のように、機能のON/OFFだけでもバリエーションがあるのです。ファームウェア更新時の諸事情やXシリーズの歴史的経緯などいろいろ想像してしまうのですが、
僕の好みは言うまでもなく、その2とその3は不要で、その1の挙動だけでいいのですが、その2とその3にも誤操作に気付けるとか初心者にわかりやすそうとかメリットがあることは理解できます。設定でどちらのパターンかを得らべるといいのかな。