Org-modeの簡単テンプレートを活用する

EmacsにはYasnippetsのようなテンプレート機能は別にありますが、org-modeにもEasy Templatesというテンプレート機能が搭載されています。
Org-modeでしか使えないというデメリットはありますが、Org使いならすぐに使えます。”<”に続けて文字とタブを入力するだけなので簡単です。
さらにオリジナルのテンプレートを登録するのも簡単なので重宝します。
使いかた
例えば、次のように入力して
<e
タブキーを押すと
#+BEGIN_EXAMPLE #+END_EXAMPLE
と置き換わります。単純ですね。
標準のテンプレート
あらかじめ用意されているテンプートは次の通りです。
- <s →
#+BEGIN_SRC ... #+END_SRC - <e →
#+BEGIN_EXAMPLE ... #+END_EXAMPLE - <q →
#+BEGIN_QUOTE ... #+END_QUOTE - <v →
#+BEGIN_VERSE ... #+END_VERSE - <c →
#+BEGIN_CENTER ... #+END_CENTER - <l →
#+BEGIN_LaTeX ... #+END_LaTeX - <L →
#+LaTeX: - <h →
#+BEGIN_HTML ... #+END_HTML - <H →
#+HTML: - <a →
#+BEGIN_ASCII ... #+END_ASCII - <A →
#+ASCII: - <i →
#+INDEX: - <I →
#+IN
自分専用の設定を追加する
標準のテンプレートだけでなく、独自のテンプレートを追加することもできます。
カスタム変数 org-structure-template-alist の設定を M-x customize-option で開きます。
INSボタンを押すと項目が追加されます 
例えば、 <ht で <div>タグ に展開されるようにする場合は次のように入力します 
KEY は一文字でなくてもいいようです
? マークは展開されたときのカーソル位置を表わします。
改行を入力する場合は C-j を入力してください。