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EmacsにはYasnippetsのようなテンプレート機能は別にありますが、org-modeにもEasy Templatesというテンプレート機能が搭載されています。

Org-modeでしか使えないというデメリットはありますが、Org使いならすぐに使えます。”<”に続けて文字とタブを入力するだけなので簡単です。

さらにオリジナルのテンプレートを登録するのも簡単なので重宝します。

使いかた

例えば、次のように入力して

<e

タブキーを押すと

#+BEGIN_EXAMPLE

#+END_EXAMPLE

と置き換わります。単純ですね。

標準のテンプレート

あらかじめ用意されているテンプートは次の通りです。

  • <s → #+BEGIN_SRC ... #+END_SRC
  • <e → #+BEGIN_EXAMPLE ... #+END_EXAMPLE
  • <q → #+BEGIN_QUOTE ... #+END_QUOTE
  • <v → #+BEGIN_VERSE ... #+END_VERSE
  • <c → #+BEGIN_CENTER ... #+END_CENTER
  • <l → #+BEGIN_LaTeX ... #+END_LaTeX
  • <L → #+LaTeX:
  • <h → #+BEGIN_HTML ... #+END_HTML
  • <H → #+HTML:
  • <a → #+BEGIN_ASCII ... #+END_ASCII
  • <A → #+ASCII:
  • <i → #+INDEX:
  • <I → #+IN

自分専用の設定を追加する

標準のテンプレートだけでなく、独自のテンプレートを追加することもできます。

カスタム変数 org-structure-template-alist の設定を M-x customize-option で開きます。

INSボタンを押すと項目が追加されます /assets/2015/org-esay-templates/easy1.png

例えば、 <ht で <div>タグ に展開されるようにする場合は次のように入力します /assets/2015/org-esay-templates/easy2.png

KEY は一文字でなくてもいいようです

? マークは展開されたときのカーソル位置を表わします。

改行を入力する場合は C-j を入力してください。