アウトラインは三色ボールペン方式の色にするとわかりやすくなる
文書を作成するとき、テキストエディタのアウトラインモードを使っていますか?
もし使っているなら、各ヘッダの配色はどんな色にしていますか?
僕は今まで見た目のよさで感覚的に設定していたのですが、斎藤 孝さんの三色ボールペンの活用術をまねた色付けにしてみたら、とてもわかりやすくなりました。
三色ボールペン方式とは?
斎藤 孝さんの著作「三色ボールペンで読む日本語 」や「三色ボールペン情報活用術」で提唱されているのは、ボールペンの各色に次のような意味づけして読書で線を引いたり、メモを取ったりする方法です。
- 赤: ものすごく重要
- 青: 重要
- 緑: 自分がおもしろいと感じた部分など
僕もこれに影響されて、これらの意味で色を使いわけるようになっています。
この記事では便宜上、この配色を「三色ボールペン方式」と呼ぶことにします。
テキストエディタのアウトライン
一般的に文書のアウトラインはこんな構造になっていますよね。
* ヘッダ 1 本文 * ヘッダ 2 本文 * ヘッダ 3 本文 * ヘッダ 1 本文 * ヘッダ 2 本文 * ヘッダ 3 本文
もし、あなたがこの三色ボールペン方式に馴染まれているのであれば、アウトラインのヘッダの配色を次のような感じにするのです。
本文
* ヘッダ2
本文
* ヘッダ3
本文
* ヘッダ1
本文
* ヘッダ2
本文
* ヘッダ3
本文
例として、Emacsのorg-modeだとこんな感じになります。
なぜ素晴しいのか?
* 理解しやすい
なぜ理解しやすいか?
* 色の意味付けに慣れている
すでに三色ボールペンの色使いに慣れている人の場合
* 視認性が向上する
なぜ見やすいのか?
* 光の三原色だから?
本当か?
正直、美しいとは言えないかもしれませんが、三色ボールペン方式の意味づけに慣れている僕にとっては意味を感じる配色なんです。
各色はRGBの原色でなく、どぎづくならないように調整しています。
この例では各レベルの意味はこんな風にしています。
- レベル1 赤色 最も重要
- レベル2 青色 重要
- レベル3 緑色 詳細
緑色の扱いは迷ったのですが、緑は重要度が一番低いという解釈でレベル3にします。
本来の三色ボールペン方式に従うなら例えば、
- レベル1 赤色
- レベル2 薄い青色
- レベル3 濃い青色
- おもしろいこと、余談 緑色
のような配色のほう近いのですが、シンプルに行きたいので、最初の配色にしています。
三色ではヘッダのレベル数に足りない?
配色が三色しかないため、アウトラインの階層が深くなって、レベル3下にさらにヘッダレベル4を使いたくなることがあるかもしれません。
僕の場合、レベル4のヘッダは使わないようにしています。使いたいということは、たぶん三色ボールペン方式で書くような種類の文書ではないか、文書の構成が複雑になってきたシグナルなのかもしれませんので、構成を見直します。
もしくはテキストエディタではなくマインドマップを使ったほうがいいのかもしれません。マインドマップのソフトウェアなら XMind
がおすすめです。