新しいファームウェアV4.00の記事はこちらです。富士フィルムX-E2のファームウェアV4.00が特盛すぎる件

今回はクイックメニューとカスタム機能についての話です。

クイックメニューとは何か?

まずクイックメニューとは何かということですが、一言でいえば、メニューの簡略版です。たぶんクイックメニューの略だと思います。

専用のQボタンというのがあって、それを押すと次のような画面が表示されます。

custom.jpg

横4 x 縦4 の16項目あって、十字キーで項目を選び、ダイヤルで値を変更します。

よく使うであろう項目はここからアクセスできるため、メニューをいちいち開く手間を減ります。見たままなので使いかたも簡単です。

ちなみにX-T1の最新ファームウェアだと、どの項目を表示するかをカスタマイズできるようになったようでうらやましい。X-E2もアップデートはあるといいのだけど。

カスタム機能とは何か?

一方、カスタム機能というのは、撮影時の各種設定の組み合わせを7個まで登録できる機能です。

登録するためには、前述のQボタンを長押しするか、メニューから「カスタム登録/編集」を選びます。

どこが問題か?

これらのクイックメニューとカスタム機能とは関連基本的には別々の機能です。

ただ、カスタム機能を使う場合、まずはクイックメニューを開くことになります。

クイックメニューを開くと一番左上にあるカスタム選択があるので、ここで任意のカスタムへ変更します。前述の例ではBASEと表示されていますが、ここをC1,C2,C3…C7まで切り替えることができるのです。

ただし、ここで注意が必要なのです!

僕はこの画面を初めて見た時、「カスタムの対象 = クイックメニューの項目」と思ったのです。つまり下図で青く囲った部分がカスタムの対象だと思っていました。これらを一発で変更できるのだと。最下段は背景色が変えてあるため、内容的にも、カスタムの対象ではないことを暗示しているように見えます。 custom-not-target.jpg

ところが実際には、クイックメニューの項目はカスタムの項目は関係がないと考えるべきでした。あえて関連づけると下図の赤色で囲んだ項目がカスタム登録の対象です。 custom-taget-value.jpg

つまり、真ん中の二つだけすっぽりと抜け落ちたような状態になっています。

僕は基本的にマニュアルは読まずに色々いじりながら使い方を覚えていくため、この画面から勝手に誤解していたのですが、そのためあれれ?となって気付くのに時間がかかてしまいました。

結局、カスタムというのはJPEG撮影時の仕上がりを決めるものに近いです。別の言いかたをするとRAW現像時のパラメータのようでもあります。

カスタムの項目とRAW現像パラメータを表にしてみました。

項目カスタムRAW現像
感度 
ダイナミックレンジ
フィルムシュミレーション
ホワイトバランス
カラー
シャープネス
ハイライトトーン
シャドウトーン
ノイズリダクション
増感/減感 
WBシフト 
点像復元処理 
色空間 

両者の明かな違いと言えば、感度の有無でしょう。これだけは撮影時に確定させる必要があります。それ以外はJPEGを生成するソフトウェアの処理にかかわる部分です。もしRAWで撮影している場合は、現像パラメータとして後からいくらでも変更できる部分なので、感度を除けば、カスタムをさわる必要があまりないかもしれません。

なので「カスタム」という名称がとても悩ましく感じます。基本的には現像パラメータのようなものなんですが、感度も対象になっているので、あいまいにせざるえない。

ちなみにX-T1の場合もほぼ同じですが、感度がカスタムの対象から外れています。X-T1にはISO感度のダイヤルがあるからだと思います。

他のXシリーズはどうなっているのか?

X-T1については前述のとおりカスタマイズできたり違いはありますが、マニュアルを確認した限りでは、基本はほぼ同じ機能のようです。

xf1.jpg

コンデジではありますが、XF1にはモードダイヤルがあって、そこにはC1とC2というカスタムモードが登録できるようになっています。

これこそ本来のカスタム機能じゃないかと思うぐらいの内容で、画像サイズやRAWモードも含め、多くの項目をまとめて登録できて素晴しい。

X-E2にはモードダイヤルはないけれど、似たようなカスタムという名前で、C1とかC2なんてのも同じなので、似たようなふるまいを期待しちゃいます。

XF1はコンデジなので正確の違う商品とはいえ、ほぼ同じユーザーインターフェイスで、名称もC1、C2なんだから、統一感はほしいところです。

さいごに

結局のところ、こういうものとして使えばいいだけの話なのですが、写りがいいカメラだけに、とてももったいなく感じます。