ハードディスクやSSDをUSBに変換するケーブルは、商品が多くて、どれを選べばいいか迷う。その中でも値段が手頃だった、UGREENというメーカーのをAmazonで買ってみたところ、安定して使えていたので、追加でもう一本買った。私の場合、気に入ったものを再び買うよりも、別の製品を試したいと思うほうだが、この商品については、再び買ってしまった。

 この商品の特徴は、次の3点。

  • 外部電源用のポートがある
  • ACアダプターは付属しない
  • USB3.0ホストコントローラーが、ASMediaのASM1153E

Amazonは、以前よりも値上りしているが、最近のセールだと1200円ぐらいまでで買えると思う。
UGREEN SATA USB 変換ケーブル@Amazon

外部電源用のポートがある

 3.5インチのHDDを使うには、外部電源用のポートにACアダプターをつなげる必要がある。ポートは、次の写真のように、USBケーブルの横にある。

外部電源ポート

 必要なACアダプターの仕様は、付属の説明書に次のように書かれている。

3.5インチハードディスクには標準電源アダプター(DC12V±5%/2A)が必要です。

 外部電源用のポートの上に、極性がセンタープラスを示す刻印がある。穴のサイズは、実測で5.5mmぐらいあった。所有しているACアダプターが差せるかは試してみないとわからないが、もし使えるのがあれば、3.5インチのHDDを使いたいときには流用できる。SSDや2.5インチHDDならACアダプターなしで使える。

 ACアダプターが付属していないため、この手の商品を初めて買う人には向かないが、すでにいろいろ所有している人が追加で買うにはちょうどよいと思う。

USB3.0ホストコントローラーがASMediaのASM1153E

 USB3.0ホストコントローラーは、 ASMediaのASM1153E が搭載されている。 以前の記事「SATA USB3.0変換ケーブルを搭載チップで選んでみた」で紹介したInateckの変換ケーブルも ASM1153E を搭載しているので買った。はっきりした根拠があるわけではないが、ASMediaは台湾の会社なのがよいし、AmazonのレビューでもASMedia搭載の変換ケーブルが評価高めな気がする。

 ただし、ASMediaのチップが搭載されているから信頼できるというわけではない。実際、ASM1153E搭載の他社の製品も持っているが、それは動作が非常に怪しい。やはり製造メーカーのよしあしや個体差はあると思う。

商品の外観

UGREENオリジナル

 Amazonなどでパソコンの周辺機器などを物色すると気付くのは、同じ形の商品なのに、商品名は違う、みたいなのが多く売られている。一方、このUGREENは、オリジナルの製品だと思われる。スクエアな形が独特で中央にUGREENの刻印がある。

スクエアな形が独特

 さらにUSBケーブルのTYPE A端子にまでUGREENの刻印がある。

USB TYPE A端子

 パッケージは、Appleを意識したようなデザインで、きちんとしている感じがする。UGREENは中国の深センの会社。 パッケージの中身

最後に

 1年以上使っているが、今のところ安定して使えている。例えば、小さなファイルが大量にあるような、1TB以上のHDDのコピーに使っても問題がなかった。だから2個目を購入し、いろいろ使っているが、こちらも安定している。

 前述したとおり、これがベストとは言えないのが悩ましい。面倒だが、この手の商品を買ったときは、いきなり大切なHDDで使うのは避けて、まず長時間のコピーをしたりして、負荷をかけて試用したほうがよいと思う。ACアダプターの品質も重要だし、話が脱線するが、WindowsユーザーならファイルシステムはexFATは壊れやすいので、NTFSを使うべきである。

InateckのACアダプター付きの変換ケーブルはこちら。