富士フィルム X-E2 のレビュー
→ 富士フィルムX-E2のファームウェアV4.00が特盛すぎる件
2013年12月にX-E2レンズキットを購入して以来、ずっとこのカメラ一筋です。
このカメラを選んだ理由は、
- 視野率100%のファインダーがある
- マニュアル指向の操作性
- フジフィルムの発色の良さ
この3点につきます。
これを購入した時点ではX-T1もなかったため、迷うとすれば、X-E1かX-E2かで迷っただけでした。X-E2にしたのは結局、少しでも新しいほうが性能もいいのだろう、という単純な理由でした。
それから約1年8ヶ月になりますが、特に飽きることもなく、写真を撮るのが楽しい日々が続いています。画質にも不満がなく、結局のところ、問題はカメラではなく、使い手の能力に問題があることに気付きました。
そもそも写真の腕が未熟なのにカメラのレビューをするとは、けしからん感じがするのですが、フジフィルムを応援したいのでとにかく自分なりに書いておきます。
よいところ
画質
言うまでもなく、肝心の画質は文句なし。保険の意味でRAWを撮ることもありますが、基本的にはJPEGがメインです。
マニュアル指向の操作性
僕自身、X-E2を今まで使ってきて、次のような流れで撮影スタイルが変化してきました。
- まずは オートフォーカス + Pモード でお気軽にスナップを楽しみつつ、ときどき 絞り優先 を使っていた。
- マニュアルフォーカス でじっくり撮影するようになった。 → 楽しい
- シャッター優先 も使うようになった。→ ぶれを制御する
- マニュアルフォーカス + マニュアルモード も使うようになった。 → 自己満足
- ISO感度 もマニュアルで指定することを覚える。 → 気付くのが遅い
というわでISOダイヤルがあったらよかったなー、と思う今日この頃です。
ファインダー
ファインダーを覗くという行為そのものが楽しいです。
電子式ファインダーであることは、メリットはあってもデメリットは全く感じません。視野率100%で、ピント合わせも拡大表示できる。もはやこれなしではありえないです。タイムラグについても全く気になりません。
ファームウェアの更新
ここもポイントが高い。機能追加があるので楽しみです。もうないかな?
いつまでアップデートしてもらえるのかはわかりませんが、とにかく富士フィルムを応援します。
インターバル撮影とリモート撮影のアプリCamera Remote
結構、前の話にはなりますが、ファームウェア更新で機能追加されました。
インターバル撮影はめっちゃ便利ですよ。
Camera Remoteは、iPadからX-E2をコントロールできたのには感動しました!
デザイン
レンジファインダー風のデザインは、今でも気にいっています。このデザインには実用面でもメリットがあって、カメラを構える時、右目でファインダーをのぞくので鼻の頭が液晶にあたりません。なので液晶が汚れずに済むのが嬉しい! さらにカメラボディの側面を顔にあてて固定することで手ぶれ防止にも有効です。
注意すべき点
オート状態にすぐに戻せない
これはこのカメラの宿命ですが、一発でオートカメラ状態に戻せません。 つまり、シャッター速度、絞り、ISO感度、オートフォーカス、この辺をいじりまくっている場合、すべてオートにしたい場合、それぞれをひとつずつ変更する必要があります。当たり前のことなんですが、意外と盲点だったりするかも。慣れてしまうと、一連の操作が逆に快感になったりします。
X-E1との比較
2016年02月04日ファームウェアV4.00がリリースされたことで、X-E2の価値があがりました。X-E1と比べて数万円の価格差がありましたが、十分すぎるほど元はとれました。
とは言うものの、オートフォーカスの性能差などを無視すれば、画質はほぼ同じようなので、かなり値段のこなれたX-E1でもかなり満足度は高いはずです。
僕自身、購入当初、X-E1でもよかったかなと思ったことは2点ありました。
ひとつめは、オートフォーカスの性能です。X-E2はオートフォーカスの性能が向上したことが売りの一つですが、僕の場合、マニュアルフォーカスのほうが楽しいし、動体を撮影することもあまりないからで、あんまりX-E2の恩恵がなかったのかなと。
ふたつめは、露出補正ダイヤルの固さです。X-E2は固めになっていますが、店頭で触ったX-E1のほうがちょうど良かったです。使っているうちに慣れるかなと思って気にしないようにしましたが、結局、いまだに固く感じます。X-E1では勝手に回ってしまうというのが問題視されていたようですが、僕はダイヤルを回転させるときの気持ちよさがもう少しほしかったです。
さいごに
今回は全体的な印象なようなことをざっくりと書きました。わるい点も書きましたが、基本的には気にいっています。次回はもう少し細かい点についてつっこんでみたいと思います。
最新のファームウェアV4.00のレビューはこちらです。 → 富士フィルムX-E2のファームウェアV4.00が特盛すぎる件