Lubuntu18.04をLet's Note CF-W5Mで。
数年前に、インストールしたLubuntuのLet’s Note CF-W5Mについて近況を書いてみる。
今から12年前に購入したパナソニックのLet’s Note CF-W5Mは、もともとはWindows Vistaがインストールされていた。そこにLubutuをインストールしたのが、4年前のことで、令和元年となった今でも、使い続けている(以前に書いた記事はこちら → 「Let’s note にlubuntu入れたらめちゃくちゃ快適になった」)。
Emacsとターミナルばかり使っている気がするが、こういう使い方がメインであれば、ストレスをまったく感じない。もともとメインで使っていたPCではないからか、バッテリーは今も数時間は余裕で持つので重宝する。さすがパナソニック。高かっただけのことはある。
リリース18.04 LTSの使用感
4年前にインストールしたのは、まだリリース14.10で、それから何度からアップグレードして、今は18.04 LTSを使っている。少しずつ動作が重くなってきたのかもしれないが、僕の使い方が、上のような感じなので、あまり気になることはない。
例えば、Chromiumを起動するのはちょっと時間がかかるが、起動してしまえば、そこそこ普通に使えると思う。今でもYoutubeで動画が観られるのは、やっぱり感動する。スピーカーが小さくモノラルで音質も微妙で、他にMacやiPadもあるのに、あえてLet’s Noteで観ることはないけれど。それにWebブラウザも、EmacsのEWWというテキストブラウザで済んでしまうことが多いので、結局、EmacsだけでOKみたいなことになる。それでも、まあ、18.04 LTSになっても、Lubuntuいい感じじゃなかろうか。
気になるとすれば、「Let’s Noteのホイールパッドを快適に使おう@lubuntu」で設定したように、Let’s Noteのホイールパッドを使えるようにはしたものの、正直、AppleのMagic Trackpadの使い勝手の良さに慣れた身には、ネットサーフィンをするなら、マウスがほしくなる。
提供されるパッケージをそのまま使う
それと、リリース18.04 LTSにしてからは、自分でビルドするのはやめて、素直にLubuntuのパッケージ管理のものだけを使うことにした。Emacsは最新バージョンからはるか遠く、2年ほど前にビルドされた25.2を使っているし、gimpは2017年5月にリリースされた2.8.22で、やはり古いバージョンになっている。これはこれで、いい意味で枯れていて、これこそLubuntuらしい使い方ができているのではなかろうか。最新版を追い掛けるのも楽しいが、こういう枯れた環境を気楽に使っているのもいい感じです。
32ビットのCPUはサポート終了
そのLubuntuが、32ビットCPUのサポートを打ち切るそうだ(Ubutuもだけど)。僕が使っている、このモデルは、インテルのCore Duo U2400という、おもいっきり32bitなCPUが使われている。残念ながら、この18.04 LTSが最後のリリースになるそうで、サポートも2021年4月で打ち切られてしまう。
僕のような使い方だとサポートが切れても、すぐにどうかなるわけではないとは思われる。このLubuntuをベースに野良リナックス化?して、使い続けるというのもありなのかもしれないが、自動のパッケージ管理にお任せする心地良さを知ってしまった以上、やはり別のディストリビューションを探したいと思っている。
さいごに
そういうわけで、Lubuntuをインストールして4年、あいかわらず使っている、という話であった。
しかし、実を言うと、最近はハードウェアとしての寿命を感じている。画面が真っ暗なままで、Lubuntuが起動しなかったり、途中Wifiが途切れてしまったり、ちょっとやばいかもと思うことが増えてきた。原因がハードウェアにあるのかどうか、切り分けができたわけではないが、ひょっとして、Lubuntuのサポートが切れる前に、PCが終了してしまうかもしれない。