オンライン優良運転者講習を受けて運転免許を更新してみた
先日、運転免許の更新に行ってきた。必要な優良運転者講習をオンラインで事前に受講できるということだったので、ものは試しと受けてみた。まだ試行運用中のようで、対象は北海道、千葉県、京都府、山口県のお住まいの方に限られる。さらにマイナカード所有などの条件がある。 ※2023年3月の話なので、今後内容は変わる可能性がある点にご注意願います。
昔は、はるばる長岡京近くの運転免許試験場まで行って手続きするしかなかったが、今は、優良運転手であれば、京都駅前の運転免許更新センターで手続きができるようになっている。五年前の更新時に利用させてもらい、かなり助かったが、オンラインで講習まで受けられるようになって、さらに便利になった。
私は京都府在住なので、その前提が書いているが、京都府以外でもオンライン受講のシステムは同じものが使われているようだ。 詳細は京都府警のサイトを確認していただくとして、ざっくりと条件を書くと、
- 更新連絡書ハガキがあり、優良運転手
- 住所が京都府のマイナンバーカード(有効な署名用電子証明書が必要)
- すべてオンラインで済むわけではなく、更新窓口での手続きは必要
- 高齢者講習を受ける必要のある人は対象外
といったところか。マイナンバーカードの読み取りができるスマホやパソコンが必要で、自撮りできるカメラも必要。
オンライン優良運転者講習を受ける場合は、更新手続きの予約は不要だ。5年前に更新した時には、免許更新手続きに予約なんて仕組みはなく、いきなり更新窓口に行ったと思う。今回、届いた更新連絡書ハガキには、事前予約できる旨が書かれていたので、予約をしないといけないのかと思ったが、オンライン優良運転者講習を受ける人は、予約は不要だった。
オンライン優良運転者講習を受ける
オンライン受講には、私はiPhoneを使った。特に視聴に問題なかった。実は、その前に、Androidで受講してみたのだがうまく行かなかった。動画の視聴時、なぜか音声だけ聞こえて画面が真っ暗なまま。操作マニュアルによると、このような事象が確認済みで、原因のひとつにスマホを開発者モードにしていると起きることがあるらしい。まさに該当していたのだが、設定をいじりたくなかったので、iPhoneでやり直したのだった。
講習の動画は、30分間ほどあるが、連続30分ではなく、何本かの動画に分かれていた。一本だけが長くて20分ぐらいあり、他は短かった。動画の間に小問題が出題されるので答えたり、自撮りを促されて撮影をしたりする。一本の動画が終わると、再視聴することもできる。確認したいことがあったので、再視聴したところ、早送りができず、先頭から最後まできっちり観るしかなくて困った。それが20分の動画だったので、余計な時間がかかってしまった。再視聴時でも早送りはできないようなので、再視聴には注意が必要かもしれない。当たり前だが、まじめに視聴したので勉強になったし、オンラインでも全然OKな気がする。
自撮り撮影は、三回撮る。毎回、顔のフレームに自分の顔がおさまるようにして撮影し、背景はほぼ映らないようだ。私の場合、眼鏡の着用が必須なので、更新手続きに行く日と同じ眼鏡にすべきかどうかで迷った。念のため、同じ眼鏡をかけて自撮りしておいた。
最後に「優良運転者講習が終りました。」という表彰状のような画面が表示された。これでオンライン講習を無事に終った。
京都駅前運転免許更新センターでの手続き
それから後日、京都駅前運転免許更新センターに行ってきた。
オンライン受講した人の受付時間は違う。私の場合は、午前中に行きたかったので、午前10時30分~午前11時30分の枠に行くことにした。センターに着いたのは、平日の10時40分ごろ。すでに手続きに来られている人はいたが、特に混んでいる様子はない。 係の人にオンライン受講されたか確認されて、あとは促されるままに、各窓口を順番に進んでいくだけである。 暗証番号を登録したり、書類に記入したり、お金を払ったりするなかで、窓口のひとつで、オンラインですねと訊かれて、マスクを外して顔を見せるところがあったので、その係の方がオンライン受講時の自撮り写真と本人を見比べられて確認を取られたのだと思う。これも簡単に終わった。自撮り時にどの眼鏡をするか迷ったが、特にそこは重要ではなかったような気がする。
あとは視力検査で二人待ち、写真撮影で一人待ったぐらいで、流れるように手続きは進んだ。写真撮影が終わると、番号札を渡されて、地下の講習会場へ行くように言われた。あれ、なんで講習?と一瞬思ったが、要するに、そこで新しい免許証ができるのを待つのである。会場の入口に交通教本が置いてあったので、ほしい人は自分で取る感じ。会場にはすでに10人ぐらいが適当な座席で待っておられた。時々スタッフの方が来られて、番号札を呼ばれていた。呼ばれた人は、顔を見せて免許証の写真と合っているかを確認されてから、免許証を受け取るという流れだった。そこで5分か10分ほど待っただろうか。結局、運転免許更新センターに着いてから新しい免許証を受けとるまでに要した時間は30分ぐらいか。オンライン受講していなければ、講習が始まるまでの待ち時間と講習30分が必要だったわけで、圧倒的に早くに済んだ。
もちろんオンライン講習に費やした時間が、動画視聴の30分以外にもいろいろあったので、トータル的にはそれなりにかかっている。それでも自宅で自分のペースで済むのでとてもよかった。本運用になるのかわからないけれど、次回も利用したい。
ちなみ今回も任意の京都府安全運転協会に入会?した(会費1500円、300円x5年)。特典として次の3つから選べた。
- ふつうの緑色の免許証ケース
- 京都サンガとコラボした免許証・カードケース
- たぶん協会マスコットキャラクターのカイくんとコンちゃんのグッズ(マスクをかけたりできるらしい、キーホルダーみたいなやつ) 緑色の免許証ケースはすでに持っているので、私はサンガのカードケースをいただいた。