自動で充電が止まるUSBケーブルはiPhone7で使えるか?
オズマ株式会社のエコモード搭載スマートフォン用USBケーブルは、スマートフォンへの充電を自動で停止・再開してくれるバッテリーにやさしい画期的な商品だ。
以前に別の記事(自動で充電が止まるUSBケーブル)でも書いたが、Wimaxのモバイルバッテリーで重宝している。
しかし、正式にはAndroid向けで、iPhoneはサポート外になっている。端子がUSB Micro-Bタイプなので、そのままでは、つなぐこともできない。
そこで、動作保証外なのは承知の上で、Micro-B端子をUSB Type Aのメスへ変換するアダプターを購入して、iPhone7とつなげてみた。
オズマ株式会社のエコモード搭載スマートフォン用USBケーブルは、ぱっと見は普通のケーブルのように見える。
このケーブルのMicro-B端子を、Type A端子へ変換するのが、変換名人のスマートホン用変換アダプタである。
それから、さらにLightningケーブルをつなげる。
いささか面倒くさい雰囲気。
iPhone7をつなげてみる。さて、どうなったか。
ここで期待している挙動は、充電が始まると、バッテリー残量が90%台になると自動で充電が止まり、80%ぐらいまで減れば、再び充電が始まる、ということを繰り返してほしい。
しかし、結果は、まったく実用的な挙動ではなかった。
最初にケーブルをつないだ直後は、充電が始まる(バッテリーの残量に関係なく、始まるのは仕様)。 で、しばらくすると給電は止まる。
そのまま放置しておく。
で、「バッテリー残量が少なくなっています」のメッセージが表示される。
しかし、まだ充電は始まらない。
いよいよ、画面上のバッテリーアイコンが、赤くなっていても給電はされない。
このまま自動で電源が切れるのかと、さらに放置しておいたら、給電が始まった。
で、このまま満充電まで行くのか、と期待したが、35-40%で止まってしまった。
つまり、自宅でつなぎっぱなしで、外に持ち出さない使い方であれば、使えなくはないが、 例えば、動画を流すような使い方をすると、上記のメッセージが出て、動画が停止してしまう。 外に持ち出すには、バッテリーが十分に充電されないので、実用的ではない。
ケーブルなど個体差にも左右されそうなので、一概に同様の結果になるとはいえないが、残念ながら、僕のiPhone7では厳しかった。
一方、いまだに家で使っているiPhone4sも試しみた。
結果は、こちらは十分で実用的であった。
充電は、残量98%ぐらいで自動的に止まる。そのまま、つなぎっぱなしにしているが、ときどき「ポン♪」という、ケーブルをつないだ時に鳴る音がして、適度に充電・停止を繰り返している。バッテリー残量が常にいい感じに残っているので、気軽にケーブルを外すこともできる。iPhone7もこうであってほしかった。
以上、参考になれば、幸いである。